タロットカードの「世界（The World）」は、メジャーアルカナの22番目であり、タロットデッキの最後のカードです。このカードは、達成、完結、統合を象徴しています。通常、中央に踊る人物がリースに囲まれて描かれており、四隅には四大元素（風、水、火、地）を象徴する動物や人物が配置されています。これは、全ての要素が一体となり、完璧なバランスと調和が取れた状態を示しています。
「世界」が示すのは、長い旅の終わりに達成感や満足感が得られることです。これまでの努力が報われ、目標が達成される瞬間を象徴しています。また、新たな段階に進む準備が整っていることも暗示しており、次なる冒険や挑戦へと進む際の心の準備ができていることを表します。人生における成功や達成感を強調し、自己の成長や発展を意味することも多いです。
逆位置で「世界」が現れると、完了や達成が遅れている状況や、未完了なプロジェクトに対する焦りを示すことがあります。ゴールに近づいているものの、最終的な一歩が踏み出せていない場合や、何かが未解決のままになっている可能性があります。
「世界」は、成し遂げること、統合、そして人生のサイクルの完成を象徴する強力なカードです。目標に到達することの重要性と、次の段階への準備が整っていることを教えてくれるカードです。
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